突然ですが、こないだ長期休みを兼ねて海外旅行へ行って来ました。
私には職業柄と言いますが、つい他人の手元を見てしまう困った癖がありまして…。
気になったのは指先に光る大粒のクリアな光!ダイヤモンドジュエリーがキラリ。
海外の既婚者の方は殆どと言って良いほど、推定1カラット以上のダイヤモンドリングが薬指に光っています。
その殆どがエンゲージリングです。
エンゲージとマリッジの重ね付けも見ましたし、とにかく年齢問わずみんな大きめのダイヤモンドがあしらわれたリングで存在感があります。
そこで私、思いました。
日本ってエンゲージリングをデイリーに身に着けている人ってあまり見ないなと。
おまけに海外サイズのダイヤモンドリングを身に着けている方も見ません。
控えめが良しとされる日本文化ですから、大粒ダイヤモンド、ドーン!なリングがデイリーシーンで使えるお国柄ではないのも分かりますが、エンゲージリングが箪笥の肥やしになってしまう家庭が多いのも、もったいないなーと思いました。
はい、前置きが長かったですが今回はエンゲージリングについてお話ししたいと思います。
日本のダイヤモンドが高額過ぎるというのも一因なのですが、実は海外と日本だとダイヤモンドの選び方や人気のダイヤモンドのグレードに違いがあったりします。
せっかくなので少し比較して見たいと思います。
これはあくまで一例ですが…。
・海外で人気のグレード
1ct ・I ・SI2 ・Excellent
・日本で人気のグレード
0,5ct・D・IF・Excellent
2つのダイヤモンドを並べた場合、1番最初に目につく違いはなんでしょうか?
それはもちろんサイズです、カラットですよね。
このサイズの差のあるダイヤモンド、価格差はほぼありません、むしろ0,5ctのダイヤモンドの方が高額になることが多いです。
海外で人気なダイヤモンドはグレードは落ちますが、サイズが大きいダイヤモンド。
日本で人気なのはサイズが小さくてもハイクオリティな品質のダイヤモンド。
選び視点に違いがあるだけで、どちらが良いとはありませんが、とても対照的な選択ですね。
エンゲージリングを店舗に見にいくと、ダイヤモンドだけのルースの状態で見せてくれるお店もあります。
そういうお店で見るとより分かりますが、素人目でDとIってそこまでの違いがないんです。
グレードは5つも違うのですが、ダイヤモンドの色の識別って肉眼では本当に分かり辛いです。
ましてや地金に埋め込まれればより分かりにくくなります。
しかも例に挙げた1カラットのダイヤモンドのカットはExcellentです。
光の反射が良いでしょうから、Iでも輝きの良いダイヤモンドであると言えます。
またインクルージョン(内包物)も場所によっては肉眼では判断出来ません。
もちろん、グレードは最高級でサイズも大きいのが1番ですが、ここでするのはあくまでもごく一般の方向けのお話と捉えてください。
これからエンゲージリングを準備する予定のある方はサイズ(カラット)なのか、色(透明度)なのか何を優先させたいのかをはっきりさせておくと選択しやすくなりますよ♪
ただ、日本ではグレードの低いダイヤモンドはエンゲージに向きません!と言われることもあるので、そこはうまく説明し理解してくれる店舗でお話を進めましょう!
ところで最近はエンゲージリングは用意せず、新婚旅行や購入時計を準備する資金にあてるなどで購入しない夫婦も増えて来ていますが、エンゲージリングって準備しましたか?
ここから先は、私が日本でエンゲージリングを探した経験を元に、エンゲージリングを購入するポイントをお話します!
エンゲージリングを検討していた頃はジュエリーに対して全く知識がなく、一般的にダイヤモンド×プラチナだからそれで。というノリで石と素材を決めました。
とりあえず店舗に行って「婚約指輪を考えていて…」と話すと店員さんは決まって「ダイヤモンドはどのようなものをお求めでしょうか?」と聞いてきます。
ダイヤモンドは4Cと呼ばれる、カラット、カラー、クラリティ、カットで価格が大きく変わる石です。
全く知識のなかった私でも数店舗回った頃にはすっかり「0.3カラットアップのH以上でVVS・エクセレント以上がいいかな」と言い出すようにはなっていました。
先ほど話した通り日本ではサイズではなくグレードの高さを求める傾向にあるので、店員さんの質問も納得です。
伴侶となる予定の彼と一緒に回ることになると思いますが、お店に来るお客様で多いのは女性はデザインを求め、男性はグレードを求めます。
うちも例に漏れずそうでした。
男女で求めるものが違うせいで失敗したくない気持ちも分かりますが、どうか喧嘩なさらずに…。
何度も重複しますが、ダイヤモンドの内包物もカラーも指につけてしまうと素人目で肉眼となるとほぼ分かりません。
ダイヤモンドのグレードやサイズよりも全体的なデザインが好みかどうかで選んで間違いないです。
結局長年身に着けたいと思えるのはグレードが高いダイヤモンドではなく、気に入ったデザインのジュエリーだからですよね。
そうこう悩んでいると店員さんが「シンプルなものが飽きが来なくていいですよ」とアドバイスしてくれるかと思います。
シンプルなものでも飽きる時は飽きませんか?
繊細な装飾があっても気に入ったデザインでずっと飽きないものもありますし、正直なところエンゲージリングは好みのデザインで選ぶのが1番おすすめです。
ちなみに同じデザインでもダイヤモンドのグレードが選べるので、デザインが決めておいて予算に合わせてダイヤモンドのグレードを決めるのも手ですよ!
ここからは視点を変えまして、エンゲージリングを資産としても捉える場合。
ブランドジュエリーはデザイン料が殆どなので小さな石と少しの地金で高価になりコストパフォーマンスは低め。
石と地金でコストパフォーマンスがいいのはノーブランドのプラチナかゴールドの地金にグレードの高いダイヤモンドがセッティングされたリングです。
なのですが、いざエンゲージリングを売りに出すとなれば、持って行き先は質屋かリユース店。
価格がつきやすいのはブランドジュエリーだったりします。
理由は単純、買い手がつきやすいから。
エンゲージリングとはいえ、ブランドジュエリーだと需要があるので購入価格との落差がまだ狭いです。
もっと言ってしまえば、どんな経緯でリユース店に持ち込まれたのか気にしなければ、リユース店のジュエリーは新品仕上げが施してあるものも多いので、ブランドジュエリーがいいけど予算が…!とお悩みなら中古市場を狙うのも良いですよ!
ブランドジュエリーを勧めるのにはもう一つ理由がありまして、婚約指輪と結婚指輪を重ね着けして楽しめるようにデザインされているものもあります。
そうそう買えない高額なジュエリーを存分に楽しめるって良いと思いませんか?
それも踏まえて、エンゲージリングはデザインで選ぶことをお勧めします。
やっとリングが無事に決まったー!では、お買い上げー!ではないのがエンゲージリングです。
リングの注文を受けてダイヤモンドを注文したり、刻印を施したりの手順を追って制作後に私たちの手元にきますので、タイミングによっては数ヶ月かかることもあります。
結婚式に間に合わないなんてことにならないように目星がついたら店舗に聞いておくのも良いです。
私はそれを知らずに1,5ヶ月待ちました…。
まとめると、エンゲージリングはきっと悩むし揉めるから2ヶ月くらいの猶予を持って、まずは予算を決めて好みのデザインを探しましょう!
一生に一回の大きな買い物ですから、満足いくエンゲージリングと出会えますように。