指先で美しく輝くダイヤモンドのリング。
その持ち主はなんだか品格のある女性を想像してしまいます。
ダイヤモンドリングと言っても、婚約指輪や結婚指輪、普段使いのファッションリングでは選び方も違ってきます。
今回は婚約指輪や結婚指輪ではなく、普段使いのファッションリングを中心に普段の装いをさりげなく格上げしてくれる、そんなダイヤモンドリングの選び方をご紹介したいと思います。
一つめのコツ☆デザイン
一口にダイヤモンドリングといってもたくさんのデザインがあります。
デザインによって与える印象も違い、シーンによっても使い分けができます。
ソリティア
ダイヤモンドが1粒あしらわれた、シンプルで品の良いデザイン。
フォーマルシーンや婚約指輪などに選ばれることが多く、気品溢れる指先を演出してくれます。
ダイヤモンドを支える爪には4本と6本があり、それぞれ与える印象が違います。
4本はダイヤモンドが四角く見えるためにコンサバティブなデザインです。
6本はエンゲージリングの王道とも言われ、ブリリアントカットに沿って留められます。
ダイヤモンドの輝きを最大限発揮できるように支えられているのが6本爪です。
メレ
主となるダイヤモンドのサイドに小さめのダイヤモンドが添えられていたり、小さなダイヤモンドが3粒ほどあしらわれた、華奢な印象を与えるデザイン。
こちらも婚約指輪に多いデザインですが、ソリティアよりも普段使いしやすくカジュアルな印象です。
クリアなダイヤモンドとともにピンクやブラックなどのカラーダイヤモンドと一緒にセッティングされているものも多く、女性らしく愛らしい印象を与えます。
パヴェ
小さなダイヤモンドが石畳のように敷き詰められたデザインで、繊細な光が乱反射してゴージャスな印象を与えます。
ボリュームのあるものも多く、幅広い年齢に人気なのも魅力。
同サイズの小さめのダイヤモンドが敷き詰められたものとセンターには一粒大きめのダイヤモンドが埋められたものもあります。
エタニティ
ダイヤモンドが途切れずに並べられたエレガントなデザイン。
華奢なデザインでも美しく上品に見えるのが魅力的です。
2種類のデザインがあり、一周ぐるりとダイヤモンドが途切れずに並べられたものをフルエタニティ。
指にはめた時に見える部分にダイヤモンドが並べられたものをハーフエタニティと言います。
V字・U字
指にはめた時にVやUになるデザイン。
全面部分にダイヤモンドが並べられたものも多く、エレガントな印象を与えます。
指先を細く長く見せてくれるため、指をスラリと見せたい方や大人の女性に人気です。
モチーフ
ダイヤモンドがハートシェイプやペアシェイプ、トリリアントカットとモチーフになったデザインカットのダイヤモンドがセッティングされていたり、地金にデザインが施された、ファッショナブルなタイプ。
他のデザインよりもカジュアルな印象で普段使いし易く、装いのアクセントになります。
遊び心溢れるデザインが魅力です。
二つめのコツ☆地金
リングデザインは勿論ですが、リングは地金の種類も大切。
素材によって与える印象やシーン、お手入れにも違いがあります。
プラチナ
高級感のある品格を感じる素材。
白っぽい光を放ち、フォーマルで上品な魅力です。
他の地金よりも価格も高価で敷居の高い印象。
ゴールド
日本人の肌になじみ易いゴールド。
フォーマルなシーンでもデイリーにもマルチに使えます。
ゴールドには3色あります。
イエローゴールドはゴールドといえばイエローというほどに定番の色。
イエローがゴージャスで華やかな雰囲気を醸し出し年齢問わずお楽しみいただけます。
ホワイトゴールドはプラチナやシルバーに似た白っぽい光を放ちます。
プラチナよりも普段使いしやすく、シルバーよりも上品に使えます。
ダイヤモンドの色を邪魔しないので透明感の高いダイヤモンドの場合はホワイトゴールドを選ぶと良いです。
ピンクゴールドはイエローゴールドに赤みが加わったその名の通りピンク色のゴールド。
日本人の肌に馴染みがよく、日本ではとても人気の色です。
愛らしいく女性らしい印象を与え、比較的若い方に人気。
ファッショナブルな魅力を放ちます。
シルバー
他の素材の中でも一番安価でカジュアルな印象のシルバー。
ボリュームのあるデザインでも比較的安価に購入出来るため、若年層人気です。
カジュアルなデザインで冒険し易いジュエリーデザインが豊富なのも特徴です。
酸化しやすく黒ずみますが、その特性を活かしたデザインも魅力的です。
ステンレス
シルバーに似た光を放つステンレス。
軽めで変色もしにくく、サビも気にならないのでお手入れいらずです。
また、アレルギーが出にくいので金属アレルギーをお持ちの方にも人気です。
加工し易いため、個性的なモチーフも豊富でスタイリッシュなデザインが多いのが特徴。
主張が強くないので、オフィスでも気軽に身に付けられます。
3つめのコツ☆マッチング
いくつかダイヤモンドジュエリーを身につける場合はピアス、ネックレス、リングの地金とデザインを合わせて身に付けるとワンランク上の品格を醸し出します。
ジュエリーをわかっている人程、お揃いのデザイン、カラーを選んでいます。
また、肌の色や指の形でも似合う地金やデザインにも違いがあります。
<色白の方>
華奢で可憐な印象のデザインが似合いやすく、イエローゴールド以外の地金が映え易いです。
<色黒の方>
ボリュームのある存在感溢れるデザインがとても似合いやすく、イエローゴールドだとより映えます。
<指が長い方>
基本的にはデザインも選ばず、どんなモチーフも似合います。
ストレートタイプのデザインだとより細く長い指先を活かせます。
<指が短い方>
少しでも長く見えるV字やU字のデザインがおすすめです。
ボリューミーなデザインや太いアームのものは控えたほうがよさそうです。
<関節が太い方>
太めの関節が目立ちにくいように、ボリュームのあるデザインや太いストレートタイプのゴージャスなデザインがおすすめです。
4つめのコツ☆サイズ
せっかく素敵に見えるデザインを選んでも自分の指のサイズに合わなければ意味がありません。
デザインによってはサイズの選び方も違ってきます。
日本製リングケージで朝と夕の2回測ることをお勧めします。
<細めのアーム>
リングケージのサイズの通りでちょうどよく身につけられます。
<太めのアーム>
アームが太いせいで身に着けた時にキツく感じるため、リングケージのサイズよりも1号程大きめをお勧めします。
<トリニティリングのように重なったアーム>
リングが重なり隙間が出来るため、リングケージサイズよりも1号程大きめのものをお勧めします。
番外編☆お手入れ
素敵なダイヤモンドリングを手に入れたなら出来るだけいつまでも綺麗な状態を保って身に付けたいものです。
ジュエリーはとにかく着けて外したら乾いた布ですぐに拭くことを心掛けてください。
それだけでも随分と綺麗な状態が保てます。
では、もう少し詳しくダイヤモンドと地金別のお手入れについてお話しします。
ダイヤモンドは油分の汚れがつきやすく、静電気も起こり易いので埃が付着し易いです。
中性洗剤を薄め、泡立てて洗った後洗剤が残らないようによくすすいでください。
プラチナやゴールドはセーム革や柔らかい布で乾拭きをしてください。
それだけでも充分ですが、酷い汚れの場合は、ぬるま湯に中性洗剤を入れ薄めた液に浸してください。
ゴールドは傷がつき易いので柔らかいブラシなどで洗うと、細かい細工部分の汚れも落ちやすくなります。
最後にしっかりとすすいで、乾燥させてください。
気をつけたいのはメッシュ状になったモチーフや中が空洞になっているデザインです。
水が入ってかえってサビや汚れの原因になります。
いかがでしたか?
知っているようで知らないダイヤモンドリング。
指先を飾るジュエリーは毎日目に入りやすいので、毎日に活力を与えてくれるようなデザインだと素敵ですね♪
自分に合うお気に入りのダイヤモンドリングを選ぶとお手伝いが出来れば嬉しいです♪