最近ではお店で直接購入するだけでなく、インターネット上の通販を利用して手軽に商品を購入できるサービスが増えています。それは一昔前までは店舗で購入するのが当たり前だった宝石も同じです。しかし、インターネットで品物を購入する場合、自分の知識がある程度頼りなので品物に対する知識がないと、損な買い物をすることにもなりかねません。そこで今回は宝石の代表格であるダイヤモンドの通販の購入時に、注意しておきたいことや知っておきたいことについてまとめました。
ダイヤモンドの基礎知識について知っておく
ネット通販は店舗と違って、専門知識のある店員さんなどに、直接分からないことについて質問できるわけではありません。そこで購入を検討する際にはある程度、ダイヤモンドについての知識を頭に入れておくことが必要です。そこでまずダイヤについての基礎知識というべきことを知っておきましょう。
4Cについて
まずはダイヤモンドを知る上で欠かせないのが4Cというものです。通常、これはcarat→カラット(重さ)、color→カラー(色)、clarity→クラリティ(透明度、含有物、傷の程度)、cut→カット(ダイヤのカットの良さ)の4つになりますが、ダイヤモンドの場合はこの4つに一つプラスしたflourescence→蛍光性、つまり輝き具合を加味してその価値を判断します。
カラット(重さ)についてはそれぞれ7mm→1、25ct、8mm→1、87ct、9mm→2、67ct、10mm→3、66ct、11mm→4、87ctです。
color→(色)については一番良い方から、D、E、F、G、H、I、J、K、L・・・Zとなり、一番良い色ほど無色透明に近くなります。そして質が落ちる順に黄色っぽくなります。
clarity→クラリティ(透明度、含有物、傷の程度)は、一番良い物から、lopeclean→vvs1→vvs2→vs1→vs2→si1→si2→Pl→P2→PSとなっていきます。vv2までは10倍のルーペで見てもその傷や含有物などは発見できないぐらいの質であると言われています。
cut(ダイヤのカットの良さ)については、proportion(形)とfinish(仕上げ)の二つを見て総合的に評価します。proportion(形)については良い方から、verygood→goodunusual、finish(仕上げ)については、verygood→good→medium→poorなどの順になっています。
そして最後のflourescence(蛍光性)は良い順から、nil、slight、medium、strongとなります。
ダイヤモンドにはどんな色があるか
ダイヤモンドは無色透明のイメージがありますが、実はいろいろなカラーの物も存在します。この場合は先ほどの無色透明である程良いというのとは別に、カラーダイヤとしての評価になりますので注意してください。
ダイヤモンドにはほぼ全てと言っていいぐらい色が存在し、それらはパープル、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、ブラウン、グレー、ブラックなど実に様々です。しかしながらイエローやブラウンは市場でも比較的見かけるものの、その他の色は非常に希少であり、天然の着色ではないピンクダイヤなどは無色のダイヤモンドの10倍という効果な値段がついている場合もあります。またよく見聞きするのがブルーのダイヤモンドですが、これについても天然の物については希少で、販売されている物の多くはトーリートメントやコーティングと言った後から色をつけたものです。トーリートメントは色落ちしませんが、コーティングは超音波洗浄などで色落ちする場合があります。カラーダイヤを購入する場合は天然の色なのか着色した物であるかもチェックしておきたいところです。
通販でダイヤを購入する上で知っておきたいこと
ではここからは具体的に通販サイトで購入をする際に知っておきたいことです。このようなことを知っておくと直接ダイヤモンドを見て購入できない通販においても買い物の安心感が増すので大切なことでしょう。
権威のある鑑定書のきちんとつく所で購入する
ダイヤモンドには鑑定書というものがありますが、鑑定書についても様々でブランドショップや知識のあまりない第三者機関が鑑定書を発行している場合もあります。良いダイヤモンドを失敗せずに購入したいならば、なるべく権威のある信用性の高い鑑定書が付いているダイヤモンドを購入すべきでしょう。ダイヤモンドの専門知識や評価を行う公共機関としては、中央宝石研究所(CGL)やAGTジェムラボラトリー(AGT)などがあります。またダイヤを買う際には大きさという物に注目しがちですが、カットが良くない物は価値が高くないので、鑑定書の他にもきちんとカットの評価がされているかどうかにも注目しておきましょう。
アフターサービスの充実したサイトで購入する
ダイヤモンドは指輪などで購入する場合、時間と共に指のサイズが変化したりすることもあります。特に婚約指輪などの場合、そのような時の経過と共につけられなくなるのはなんだか悲しくなってしまいます。他にも指輪が歪み、石が取れる、摩耗、小傷、破損、汚れなどのトラブルも考えられます。このような場合に直しや超音波洗浄などを行ってくれるサービスが充実していると安心です。このような部分も通販サイトで購入する際は注意しておくべきポイントとなります。
産地だけに惑わされず、ダイヤの質も考慮して購入する
ダイヤモンドを購入する際、よく聞くのがインド産やロシア産など石の産地についてです。日本のダイヤモンドはインドやロシアなどの輸入品が多いのですが、値段が安くても品質の良くない物も多いので注意すべきです。よくロシア産のダイヤモンドは良いなどと言う通販サイトもあるようですが、必ずしもそうではないようなので、産地だけでなく上記したようなダイヤモンドの質やカットなどにも注目して購入すべきでしょう。ちなみにダイヤの良さに大きく関わるカットについてはベルギーが歴史的に高い評価を受けており、ベルギーはダイヤモンドの研磨の仕方が発明された国でもあります。このようにカットやグレードなど総合的にダイヤモンドを見た上で購入するのが買い物を成功させるコツの一つでしょう。
ダイヤモンドの価格表について知っておく
ダイヤモンドには定価という物がなくその時々で値段が変化します。そのため高くなったり安くなったりと場合によって変動するのです。ちなみにこの値段の基準につてはアメリカのとある企業が値段の設定を行っているそうです。この価格についてはインターネット上でも価格については見ることができますので、より安く良い物を購入したい方は目を通しておいた方がよいかもしれません。
いかがでしたか?ダイヤモンドについては購に知っておいた方が良い知識という物が多くあるようです。自分で事前にある程度勉強しておけば、インターネット通販でも十分に満足する買い物をすることができるでしょう。これからはインターネットでの買い物がますます主流になっていきそうなので知っておいて損はないでしょう。ぜひ記事を参考にして素敵なダイヤモンドを購入してくださいね。