結婚したい相手ができた、プロポーズしたい!
となればまず用意したいのは婚約指輪ではないでしょうか?
サプライズで用意するにも一緒に選ぶにも、初めての経験でまずはどんなものを選べば良いのかわからない!そんなお気持ちとても良くわかります。
婚約指輪の代名詞といえばダイヤモンドが一粒ついたデザイン?今はそれだけじゃなくファッショナブルなデザインもたくさんあります!
今回は婚約指輪の予算や婚約指輪の主役とも言えるダイヤモンドの選び方と共に婚約指輪のデザインを交えてお話ししたいと思います。
婚約指輪は給料の3ヶ月分なの?
その昔、「婚約指輪の相場価格は給料の3か月分」といわれた時代がありました。
今でも相場はそのくらいなのかな?と漠然と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが実はこれ、ダイヤモンド広報機関デビアスの販促キャンペーンのキャッチコピーなのです。
このキャッチコピーが広まった頃は初任給は約10万程で、現代のダイヤモンドの基準を考えると満足のいくダイヤモンドの婚約指輪を買うには給料の3ヶ月分でも厳しい時代でした。
それも1970年代の話です。
現代の初任給は約20万で3ヶ月分なら60万?
今では給料の3ヶ月分の予算を用意しなくても充分なダイヤモンドリングが購入できますよ!
ハイブランドジュエリーともなると違いが出て来ますが、だいたい30万もあれば納得いくダイヤモンドがあしらわれた婚約指輪が手に入ります。
納得いくダイヤモンドの選び方
では、納得いくダイヤモンドってどんなダイヤモンドでしょう?
いざ婚約指輪を選ぶとなった時、男性に特に多く見られますが、ダイヤモンドのスペックを勉強されます。
鑑定書はハイクオリティなダイヤモンドを選ぶ基準にはなりますが、実はダイヤモンドの美しさは鑑定書ではわからないのです。
もっと言ってしまうと例え鑑定書ではロースペックでも肉眼で見たそのダイヤモンドは充分に美しいものが大半なのです。
鑑定のプロがつけるスペックと一般の人が見た時美しいと感じるダイヤモンドには差があると言えば伝わるでしょうか?
また、一口にダイヤモンドと言ってもサイズや色、カットのデザインと選択肢はかなりの数があります。
まずお勧めしたいのは「一定の品質基準を満たした予算内で購入出来る一番大きなダイヤモンドを選ぶこと」です。
一定の基準とは
カラット:0.3カラット以上
カラー:Gカラー以上
クラリティー:VS2以上
カット:エクセレント以上
この一定の基準には理由があります。
カラーとは透明度を表す基準です。
ダイヤモンドに詳しくない一般の方が肉眼でDカラーとGカラーのダイヤモンドを至近距離で並べて見ても実はほとんど違いは分かりません。
その上、指にはめてしまえば肌色も透けるので、透明度の差はほぼほぼ分からなくなります。
ですがDカラーとGカラーには3ランクの差があり、価格差も20~30%ほどの差があるのです。
カラーと同じ理由で不純物を表すクラリティーもルーペを使って見ても分かりにくい上、肉眼ではとても確認できません。
ですからVS2もあれば十分であると思います。
カットに至っても同じで、長く接客業をしておりますが、トリプルエクセレントとエクセレントの違いを肉眼で確認できたお客様には未だに遭遇しておりません。
こうなると鑑定書のハイスペックはもはやオーバースペックであると言えるかと思います。
もちろん、予算が膨大であればハイスペック な鑑定ダイヤモンドリングを選ばれることがステータスであり憧れでもあります。
今回はごくごく一般的な予算で話を進めさせて頂きますので、知識も必要なく肉眼でも違いがわかるサイズを優先します。
特に婚約指輪のダイヤモンドはサイズが重要です。
20代の若々しい指に小さなダイヤモンドが煌めいても愛らしく魅力的ですが、結婚生活が長く続き婚約指輪も長く愛されることを思うと、その指も年と共に大きなダイヤモンドが似合う貫禄が付きます。
大きなダイヤモンドを選ぶことは長い結婚生活を願うことに繋がるのです。
また、ダイヤモンドには様々なカラーがあります。
希少性でいうとブルーダイヤモンドが飛び抜けていますが、女性に人気なのはピンクやイエローのダイヤモンドです。
指先を華やかで愛らしくしてくれるカラーダイヤモンドも個性的で魅力的です。
クリアに煌めくダイヤモンドか華やかなカラーダイヤモンド。
どれもそれぞれ美しく魅力があります♪
さて、ダイヤモンドが決まれば次はデザインです。
ここではデザインの紹介と共に各デザインで人気のブランドもご紹介したいと思います。
ソリティア
婚約指輪と言われると思い浮かべる代表格、一粒タイプのデザインです。
シンプルだからこそアームのフォルムやダイヤモンドを支える爪の角度が大切です。
ちなみにソリティアとはフランス語のソリテール(単独)の意味です。
立て爪は4本や6本が主流でフォーマルな印象を与えます。
ダイヤモンドが一番美しく見えるデザインなので、理想的なダイヤモンドを手にしたならば是非ともソリティアを選んで頂きたいです。
人気ブランドはティファニー、ハリーウィンストン、カルティエ、4°Cなど
パヴェ
婚約指輪の中でも最も豪華に見えるのがパヴェ。
石畳みの名前の意味の通りアームに沿ってびっしりとダイヤモンドが敷き詰められ輝きを乱反射させます。
一粒一粒は小ぶりですが、ボリュームのあるデザインが多く年齢を重ねても似合いやすいので大変人気のデザインです。
また、比較的滑らかなデザインが多く、引っかかりが少ないためデイリーに使い易く、指先を華やかに仕上げてくれます。
人気のブランドはハリーウィンストン、ラザールダイヤモンド、エクセルコダイヤモンドなど。
メレ
フランス語で「敷石」を意味するメレ。
華やかでおしゃれな印象を与えるので近年人気のデザインです。
日本では0.18カラット以下のものを総称してメレダイヤと呼び、センターのダイヤモンドの周囲を囲むようにセッティングされたり、リングに埋め込まれていたりとアクセントに使われることが多いダイヤモンドです。
ソリティアよりも普段使いし易く各ブランドからもたくさんのデザインが出ている為、バリエーションが豊富で選びやすいのが魅力です。
人気ブランドは銀座ダイヤモンドシライシ、アイプリモ、ヴァンクリーフ&アーペルなど。
エタニティ
ダイヤモンドが途切れずに並べられたエレガントで品のあるデザイン。
永遠の愛を意味するデザインの為、婚約指輪は勿論ですが、プレゼントに選ばれることも多いデザインです。
ぐるりと一周途切れずにダイヤモンドがセッティングされたものをフルエタニティ、ダイヤモンドがセッティングされていない途切れた部分のあるものをハーフエタニティと言います。
指周りをダイヤモンドが飾りシンプルながらもゴージャスな印象を与えてくれるのが特徴的です。
人気ブランドはブルガリ、4°C、俄など。
セットリング
せっかくの婚約指輪をしまい込まずに毎日身につけていたい方には特におすすめのデザインです。
単体でもセットでも使えるデザインで結婚指輪と合わせて使えるものが人気です。
勿論単体で身につけても素敵ですが、セットリングは一緒につけて完成されるストーリーやデザインが多いのが特徴的です。
リング同士がぴったりと組み合わさるものもありますので、気分によってデザインが変えられるのが楽しいですね♪
繊細であったり、ファッショナブルなものが多いのもセットリングの魅力です。
人気ブランドは、銀座ダイヤモンドシライシ、GINZA TANAKA、トレセンテなど。
いかがでしたでしょうか?
一生の晴れ舞台に花を添えてくれる婚約指輪。
たくさんのデザインとダイヤモンドの種類で選択するのも一苦労ですが、末長く愛していただけるデザインを選びたいですよね。
素敵な婚約指輪との出会いのお手伝いができれば嬉しいです♪