素材を知る・選ぶ

知らなかった!良質な金を選ぶための豆知識と歴史について

金は人類にとって最も関わりの古い金属といっても過言ではありません。現代でも多くの装飾品に金は使われ、美しい輝きを放っています。しかしそんな金にも18金や10金、純金、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなど様々なものが存在しています。そのため購入の際には迷うことも多いでしょう。
そこで今回はそんな金にまつわる様々な情報についてまとめました。

金の歴史

金の元素記号はAuでラテン語のaurumに由来しています。これはラテン語で灼熱の夜明けという意味になるということです。これはヘブライ語のor(光)、もしくはaus(赤)という言葉に原型があると言われています。また、英語、ドイツ語のgoldはサンスクリット語のJvalita(輝く)という言葉から発生したとも言われています。金はインカ帝国などもそうですが、古くから自然の神とされることが多い太陽とも結びつけられることが多くそれが珍重された理由の一つでもあるでしょう。

金は精錬する必要がなくそのままの状態で自然界に存在していることから、鉄などよりもずっと早く人類に使用されていた金属です。

歴史上の金と人間の関わりは紀元前までさかのぼれるほど古いもので、例えばBC(紀元前)3000年頃にはメソポタミアに存在したとされるシュメール文明ですでに金を装飾品として加工する高度な技術が発達していました。さらにBC2600年頃には古代エジプトのヒエログリフ(神聖文字)の中で金についての記述が書かれています。他にも旧約聖書の中にも記述が見られたり、ギリシャ神話には触れたものを全て金に変えてしまう王の話が登場したりします。この王はミダスという名前の人物で触れた物全てを金に変えてしまう手を持つ人物として描かれています。この神話の結末は自分の最愛の娘まで金に変えてしまい、神々に願った自分の能力を悔やむという風に描かれます。このようにギリシャ神話の時代にはすでに金が富の象徴として認識されていたことが分かります。

そしてBC600年頃には最初の金貨の素材として使用され、BC550年頃には純度が98%の金貨なども鋳造されました。その後BC344年頃にはアレクサンドロス大王のペルシャ侵攻によって持ち帰られた金がヨーロッパに広まり、そのずっと後に時代の1492年にはコロンブスのアメリカ大陸発見を機にヨーロッパの探検家達によって、ペルーや中央アメリカコロンビアなどから大量の金が西洋へともたらされました。金はその輝きから永遠の冨と権力の象徴とされ、古くから人を魅了してきた金属です。その風合いやイメージから永遠の冨と権力の象徴ともされ権力者などにも愛された金属です。

金の種類K18(18金)とK10(10金)そして純金などの違い

よく金のついての質問で挙がるのが18(18金)とK10(10金)の違いなどについてです。これらは同じ金ではありますが何が異なるのかといえば、金の含有率が違うということになります。例えばK18(18金)は全体の75%が金、K10(10金)は全体の42%が金です。その他にもK14(14金)が金58%、K24(24金、純金)は金100%となります。ちなみに金以外の含まれている成分には銀や銅があるのですが、これらの成分の配合具合は明確に決められてはおらず、金の配合量さえ基準を満たしていればどんな成分が入っていても18金、10金などと呼ばれます。

18金と10金どちらを選ぶべきか

では装飾品によく使用される10金と18金はどちらを選ぶべきなのかというと、K18は色が濃すぎず淡すぎず美しいのが特徴です。色味は日本人の肌に合う暖かみのある金色をしています。一方、10金は金が18金に比べると淡く、レモンイエローのような爽やかな風合いをしています。

また、固さや色の変色にも二つには違いが見られます。18金や10金も汗などが付着することにより変色を起こすことがあります。この場合、18金の方が変色を起こしにくいというところがあります。一方、硬さについては10金の方に強度があると言えます。特に細めのリングなどを購入する場合、10金の方が変形などが起こりにくく、傷もつきにくいと言えます。さらに金額についてですが、当然のことながら18金の方が金の含有率が多いため値段が高めです。しかしながら近年の金の価格の高騰により10金がリーズナブルかつ高級感も満たす物として注目されているようです。このように18金と10金は色味にこそ若干の違いがあるものの、どちらも十分に美しい素材ですから後は個人の好みというところもあるかもしれません。

純金について

以上のように装飾品に使用されるのは18金や10金といった金の他に異なる金属を混ぜた物が多いのですが、ではK24(24金)と呼ばれる純金はどうなのでしょうか。純金は美しく非常に価値のある物ですが、金特有の性質である柔らかさが強く、アクセサリーなどにはあまり向かないといった面があります。そのため金は銅や銀といった他の金属を混ぜ、強度を上げることで装飾品に加工するのです。

ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールド

金の装飾品を購入する際によく聞くのがこれらの名称です。これらは何が異なるのかと言えば見た目の風合いもそうですが、金以外の成分の混じり方も含んでいます。例えば銅の割合が多ければピンクゴールドになります。ホワイトゴールドはパラジウムという成分が含まれていたり、もしくはロジウムというメッキ加工を施して白い色を再現しています。イエローゴールドは物によって違いはありますが、金以外の金属である銅と銀が25%ぐらい含まれている物になります。見た目はより金色っぽい風合いなので人気があります。

つまりこれらは金以外の金属の配合度合から生み出される風合いの違いと言えるのです。

メッキが剥がれることや温泉などに浸かることで変色することもある

金はホワイトゴールドなどの場合、上からメッキを施していますから、経年使用汗などによりそれが剥がれ黄色っぽくなることなどがあります。また、ホワイトゴールドなどの場合、硫黄の入っている温泉などに浸かることにより、成分の銅などが反応し変色することがあります。ピンクゴールドはその成分上変色しやすいという特徴を持っています。変色した場合はメッキをかけ直してもらう、もしくは磨き直してもらう必要があります。金の装飾品を購入したお店にそのようなアフターケアのサービスがあるか確かめておいた方がよいでしょう。

金属アレルギーの起こりやすさについて

金属の装飾品をつける際に気をつけたいのが金属アレルギーです。特に安価な金にはニッケルと呼ばれる成分が含まれていることが多いのですが、このニッケルは非常に金属アレルギーを引き起こしやすい成分であると言われているので注意すべきです。金属アレルギーの起こりやすさとしてはK18(18金)などの方がより金を多く含んでいるためアレルギーが起こりにくいと言われています。しかし銀や銅のアレルギーのある人はそれでも肌のかぶれを引き起こしますので注意してください。また、ネックレスなどをつける首まわりなどは特に金属アレルギーがでやすい場所であるとされています。

まとめ

いかがでしたか?金には意外にも知らないことが多くありましたね。ぜひ今回の記事を参考に良質で美しい金を選んでみてください。

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