婚約や結婚など人生の節目に選ばれるダイヤモンドジュエリー。
身近に思えるダイヤモンドジュエリーですが、その魅力とはなんでしょうか?
今回はダイヤモンドジュエリーの魅力についてお話ししたいと思います。
ダイヤモンドの魅力
ダイヤモンドの希少性から世界的に資産価値があるという点が魅力でもあります。
研磨していない自然な状態で八面体のダイヤモンドは、半分に切ると2つのピラミッド状の4面を持ち神秘的な魅力さえ感じられます。
無色透明の石であることからピュアで清楚な印象を持ち、記念の節目に贈られ続けています。
ダイヤモンドは正面に光を受けると七色の光を放ち煌めきます。
これをシンチレーションといい、光が干渉しあい放つ光が美しく乱反射させます。
ハイクオリティなダイヤモンドであれば、吸い込まれそうな魅力を放ちます。
ダイヤモンドの硬さや屈折率から現れる特有の光で他の宝石にはありません。
ダイヤモンドの魅力の一つにカットの豊富さもあります。
ダイヤモンドとといえば有名中の有名なのはラウンドブリリアントカットですが、ダイヤモンドの魅力的なカットはそれだけではありません。
人気のダイヤモンドのカット
人気のダイヤモンドカットをいくつか紹介します。
ラウンドブリリアントカット
ダイヤモンドのカット方法の中でも1番美しく強い光を放つカットです。
ロス率が最も多いとされるカットで小粒よりも大粒のダイヤモンドに適したカットだと言われています。
カットの特徴としては輝きが外へ放たれるように作られており、細かい面に反射した光が七色に煌めきます。
婚約指輪や結婚指輪にも選ばれるダイヤモンドカットで、定番人気のまさにダイヤモンドという輝きを求めている方には特におすすめです。
プリンセスカット
スクエアの細かくカットされたモザイク模様のような印象のカット。
ミステリーセッティングと呼ばれる宝石を敷き詰めたデザインで使われるのも、多くがこのカットです。
ロスが少なく原石から80%は残ると言われるプリンセスカット。
その名の通りプリンセスのためのカットデザインですので婚約指輪や結婚指輪にもチョイスされます。
カットによってはリング向き、ネックレス向きなどがありますが、プリンセスカットはそれがなくどんなジュエリーでも魅力を放ちます。
マーキスカット
まるでラグビーボールのような楕円形が特徴的なカットで、両端を鋭く尖らせたフォルムがスタイリッシュな印象を与えます。
単体でセッティングされることもありますが、多くはフラワーや蝶々の羽などのモチーフにしたジュエリーに使われています。
モチーフのデザインはその愛らしさからカジュアルテイストなジュエリーに多く、ファッショナブルなジュエリーにセッティングされます。
また他のカットとの大きな違いはマーキスカットは小粒なダイヤモンドも美しく輝かせ、より大きく見せることができること。
小粒なダイヤモンドをあしらって仕上げたいジュエリーにはぴったりなカットなのです。
ペアシェイプ
涙の雫の形にカットされたペアシェイプカット。
遠く離れたところからもその輝きがわかると言われるほど強い光を放つカットです。
大粒のダイヤモンドに施されることが多いですがその理由は、大粒であるほどその魅力を最大限に発揮すると言われるためです。
華美な印象を与えず、上品で女性らしい魅力を放ちます。
ハートシェイプ
名前の通りハートのモチーフがユニークで特徴的なハートシェイプ。
ぷっくりと美しい弧を描くハートシェイプは希少で愛らしさが増します。
ソリティアでもメレでも最大限に魅力を放つカットで、クリアなダイヤモンドだけでなくピンクやイエロー、ブラックのダイヤモンドでも魅力を放ちます。
カジュアルはもちろん、ドレッシーなデザインのアクセントにもなってくれる愛らしいカットです。
クッションカット
ぽっくりとした丸みを帯びたスクエアなフォルムが魅力的なクッションカット。ピローカットとも言われ一世紀以上にわたり愛されているカットです。
丸みを帯びた角と大きなファセットが輝きを増します。
透明度を強調させるカットなので、鑑定書付きのダイヤモンドを購入する場合はクラリティグレードの高いダイヤモンドだと最大限に魅力を引き立てます。
人気のダイヤモンドのデザイン
質の良い石を選び、シンプルなデザインであれば何年も何十年も流行に関係なく身につけていられるのがダイヤモンドジュエリーです。
洋服であればいくら高価なものでもシルエットや素材にその時々の流行があり、何年も何十年も着ていられる物は滅多にありません。
ですが、ジュエリーは定番デザインは大きな変化もなく例え古いものでも時代を感じさせません。
または、地金部分を作り直しリメイクジュエリーとして楽しむことも出来るのがジュエリーの面白いところです。
では、良質で末長く身につけていられるダイヤモンドジュエリーはどんなデザインのものを選ぶと良いのでしょうか?
ここから先は流行を気にせず長年身につけていられるデザインをご紹介します。
ソリティア
リングでもネックレスでも時代を感じさせず長年定番で人気のデザインです。
ソリティアの中でも6本爪や4本爪でダイヤモンドを支えるデザインはクラシカルな印象を与えます。
デイリーに使うなら、ダイヤモンドがベゼルセッティングされたデザインが装いも選ばずさりげなく身につけられて人気です。
ソリティアデザインが人気のブランドは、カルティエ、ティファニー、クリスチャンディオールなど
パヴェ
小さめのダイヤモンドが敷き詰められたボリューミーでゴージャスなデザイン。
年代も関係なく身につけていられるのが魅力のパヴェ。
ブリリアントカットの細かい光が乱反射して宝石らしい輝きを見せてくれます。
指先、胸元、耳元をエレガントに仕上げます。
パヴェデザインが人気のブランドはティファニー、ブルガリ、ギメル、ポンテヴェッキオなど
メレ
比較的小さなダイヤモンドが2、3粒あしらわれたデザインで、華奢な印象なので可憐で女性らしい印象のジュエリーです。
3粒のうちカラーダイヤモンドがアクセントに付けられていたり、カラーストーンとのコンビでダイヤモンドがお花のようにあしらわれていたりと、華やかなものが多くファッショナブルなデザインも特徴。
カジュアルにもオフィスにも使えて様々なシーンで活躍します。
ティファニー、ショーメ、エクセルコダイヤモンドなど
ライン
同じサイズやグラデーションのサイズの違うダイヤモンドが並べられたデザイン。
3粒や5粒のダイヤモンドが並べられたものから、一周ぐるりと並べられた物など幅広いデザインがあります。
同じサイズのダイヤモンドが並べられたものはシンプルでありながらも品のある雰囲気を放ちます。
グラデーションにサイズの違うダイヤモンドが並べられたものは、上品でゴージャスな印象を放ち、装いも選ばずシンプルなドレスに合わせるとパーティシーンにも身に着けて頂けます。
近年では、アメリカのテニスの選手が試合中に細めのラインストーンのブレスレットを身につけていたことから、テニスブレスレットやテニスネックレスとも言われます。
いかがでしたでしょうか?
ダイヤモンドジュエリーの一番の魅力はやはり主役のダイヤモンドです。
カットの違いやセッティングの違いで様々な魅力を放つダイヤモンドジュエリー。
毎日身につけたくなる、末長くお気に入りになれるダイヤモンドジュエリーとの出会いのお手伝いが出来れば嬉しいです。