ジュエリーに使われる地金素材と聞いて皆様は、何の思いを浮かべますか。
金、プラチナ、シルバーのどれかを思い浮かべる方がほとんどだと思います。
今回は、その中のプラチナジュエリーについてです。
そもそもプラチナとは??
プラチナと聞いて皆様は、何を思い浮かべますか。
ジュエリーと答える方が多いのではないでしょうか。
プラチナは、ジュエリーはもちろんですが、投資目的のコインや延べ棒、工業用としても使用されております。工業用での需要は、ジュエリーを上回っていると言われております。
そして、皆様がお持ちの携帯電話にもとても少しですが使用をされています。他にも皆様の身近なものにプラチナは使用されているでしょう。
プラチナが工業用として使用されるのは、融点が1769℃と高く王水以外の酸やアルカリにも解けないという化学的な安定の高さです。
私は、この事を教えて頂いた時、とても驚きました。
とても凄いものなんだ。っと関心をしたのを覚えております。
そして、ジュエリーにとって適していると言われているのは、粘り強いという性質です。この性質により、きちんと石留めが出来ると言われております。
また、色は黒っぽい渋みのある白系です。
とても優れている素材であり、そして、ダイヤモンドや色石をより綺麗に引き立ててくれております。
そんなプラチナを使ったジュエリーには、必ずと言っていいほど素材の刻印が入っております。
Pt 1000 または、Pt999やPt950 、Pt900 、Pt850と主に現在プラチナのジュエリーへの素材は、こちらが使われております。
Pt1000は、2012年造幣局よりPt999と表記を変更すると発表されましたので、Pt1000とPt999は、同じと思って頂いてかまいません。
1000分率で表すと純プラチナは、999.5です。ほんの僅かですがプラチナ以外のものが含まれているので、造幣局は、刻印の変更をしたようです。
現在もPt1000の刻印のジュエリーは使われており市場にもございます。
また、ご存知の方も多いと思いますがプラチナとは白金の事をさします。昔の指輪などには、地金の素材の刻印が白金の文字だけのものがあったりすんですよ。
そして、以前は今と違いPtやPmといった刻印が良くジュエリーに使われてお。ました。この刻印は、現在、ジュエリーで使われているPt850などの刻印よりも品位が低いものが多いのです。
ジュエリーに使われているプラチナには、刻印や品位にこのように変化がございました。
プラチナのジュエリーをを身に付けている方は多いのではないでしょうか。
結婚指輪や婚約指輪も、プラチナ製品が多いかと思います。
ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなどの高級なお石をを使ってジュエリーを作る際は、プラチナの素材を使って作っているものもよくお見かけいたします。
我々、日本人は、プラチナジュエリーを好まれている方が多いです。これが、日本のプラチナ消費をリードした理由と言われております。
プラチナジュエリーでは、Pt 950やPt900、Pt850の品位のジュエリーが割と多いです。
数字が高ければ高いほどプラチナが沢山含まれております。
Pt1000が一番プラチナが多くそれに続きPt950と順々に続きます。
プラチナの品位を調節するのに使用されているのが、主にパラジウムです。
このパラジウムのように他の素材を混ぜる素材の事を割り金といいます。
この割り金により、プラチナなどの素材の硬さを調節する事が出来ます。
また、パラジウム以外の割り金を混ぜる事により、パラジウムを混ぜた時よりプラチナを硬くし、加工をしやすくしたりします。また、ネックレスチェーンなどの素材として使用されます。
大きな石などがセットされているトップには、このような割り金を使ったネックレスチェーンを使用したりして皆様のご使用にあたって困らないようにしております。
私が欲しいと思うプラチナジュエリーは、凄く普通な回答にはなりますが指輪とネックレスです。
婚約指輪も結婚指輪も欲しいですが、色石とダイヤモンドがセットされた少しゴージャスなリングが欲しいです。
ネックレスは、メレダイヤ(小さいダイヤモンド)が0.5ct位セットされているものが欲しいです。
そして、プラチナを身につける日は、ネックレスとリングを合わせてプラチナジュエリーで統一したり、金とプラチナと合わせたりと毎日組み合わせを変えたりしながら楽しみたいです。
皆様は、どのようなプラチナジュエリーが欲しいですか。
石がセットされているネックレスですか。
指輪、ピアス、ブレスレットなどと沢山のプラチナジュエリー製品があるので悩んでしまいますね。
お石がセットされていないアクセサリーも沢山のリングやネックレスが御座いますので気分やお洋服によって合わせるのもいいですね。
ネットで探す際は、プラチナと入力するよりネックレスの場合ですと「Pt ネックレス」などと検索をした方がよいかもしれませんね。
プラチナで検索をしますとシルバーのプラチナ仕上げと出てきたりもしますので、プラチナ商品と決まっているのでしたらPtの方が良いかもしれませんね。
プラチナとホワイトゴールドの違い
お次は、プラチナとホワイトゴールドの違いについても少しお話をしたいと思います。
パッとみた感じですとプラチナかホワイトゴールドが分からない場合が御座います。
ホワイトゴールドもプラチナ同様、人気の素材ですね。
年月が経つにつれて、ホワイトゴールドは、表面のロジウムメッキが剥がれ金色を帯びた白色になります。ある意味、味が出た色合いになります。
もちろん、再度ロジウムメッキをかけたら元に戻ります。
プラチナの色合いが好きな方は、色が変わらないプラチナジュエリーをご購入をした方がいいですね。
希少価値の高いプラチナ
話は変わりまして、プラチナの産出国は、主に南アフリカ共和国とロシアです。プラチナは、金に比べますと産出量が少なく希少な素材でもあります。
また、融点は高いと先程お伝えしましたが、プラチナは、融点だけではなく比重も金やシルバーに比べると高いのです。
その為、手に持った時の重さがシルバーと比べ重く感じます。
また、プラチナの希少性と鉱石1トンに含まれるプラチナの量は、約3グラムと言われております。また、精錬にも時間がかかるそうです。
一つのジュエリーを作るのに必要なプラチナを用意するのにどれだけの鉱石が必要なのでしょうか。
今、持っているプラチナのジュエリーの為に、沢山の人の力を借りて私の元へやってきたプラチナを大切にしないといけないな。っと思います。
プラチナについて少しでも知るとプラチナの凄さが分かりますね。
そして、プラチナを高い商品とイメージしている方もプラチナの工程を少し知るだけで理由が分かるのではないでしょうか。
ゴージャスなジュエリー程、出来上がるまでに沢山の人が関わり一生懸命にジュエリーを作りあげてくれて商品に値がつくのですね。そして、ジュエリーを購入した皆様がジュエリーを身に付けて喜んで頂いて初めてジュエリーが出来上がるのだと思います。
きっとこれは、ジュエリーに限った事ではないですね。
例えば作ったご飯を喜んで食べてくれたりと普段から皆様も誰かに喜んでもらいたく何かをしていると思います。
ジュエリーがお客様の手に渡るまでに関わっている人の為にもジュエリー笑顔で身に付けて過ごしたいですね。
皆様にとって素敵なプラチナジュエリーに出会える事を願っております。