美しい輝きを放つ、誰もが魅了される宝石、ダイヤモンド。ダイヤモンドというと女性向けというイメージが強いですが、ダイヤモンドといっても透明なカラーだけでなく実にさまざまなカラーが存在します。デザインも豊富なので、男性も楽しめるダイヤモンドジュエリーはたくさんあります。
今回は男性も楽しめるダイヤモンドのジュエリーや時計のデザインをブランドも交えてご紹介します。
クールな印象のブラックダイヤモンド
ダイヤモンドというとクリアに透き通った光を放つ宝石というイメージですが、さまざまなカラーが存在します。そのうちの一つにブラックダイヤモンドがあります。光を通さない真っ黒な石で一見するとオニキスやスピネルと見間違いますが、照りやツヤは群を抜いており、さすがダイヤモンドといった美しさがあります。天然のブラックダイヤモンドは大変希少で、市場に出回ることはほとんどなく、仮に出たとしても高額です。現在、宝石店に並ぶブラックダイヤモンドの殆どが、人工的にカラー処理されたものです。
価格の相場としては、カラー処理されたブラックダイヤモンドでソリティアタイプの1ctほどであれば、約2万円で購入できます。地金の種類にも前後しますが、ホワイトゴールドでこのくらいの相場ですので、普段使いのアクセサリーとしても手が出しやすい価格帯ですね。
余談ですが、まれに色落ちをしてしまうブラックダイヤモンドがあります。光沢を出すために、表面に加工を施したものが一部出回っていたのですが、白いTシャツなどに黒く色落ちをします。購入する際は、超音波洗浄をかけて貰い、白い布で拭いて確認してもよいでしょう。
真っ黒なダイヤモンドはとてもクールな印象で、男性が身に着けるとカジュアルにもドレッシーにも映えます。ダイヤモンドジュエリーを初めて身に着けるのであれば、ブラックダイヤモンドがあしらわれたものをお勧めします。では、ブラックダイヤモンドの人気のアクセサリーをご紹介します。
ミラーボールカットのネックレス・ブレスレット
ブラックダイヤモンドの人気アクセサリーといえばこれ、といっても過言ではないほどの絶大な人気を誇ります。ミラーボールカットが施されたブラックダイヤモンドが、数珠つなぎにぐるりと一周つながったデザインのネックレスやブレスレット。
カジュアルスタイルによく似あうデザインで、木村拓哉さんが身に着けたことが流行の火付け親となっています。このタイプのネックレスやブレスレットには、ミラーボールカットではないものもありますが、照りとツヤに大きな違いが出るので、おすすめはミラーボールカットです。このミラーオールカットはソリティアデザインでのネックレスやピアスもあり、そちらも人気です。クールなスタイルがお好みの女性にも人気の高いデザインなので、流行関係なく身に着けられます。価格はダイヤモンドのグレードにもよりますが、15万~30万ほどが主流です。
フルエタニティのリング
ダイヤモンドがぐるりと一周あしらわれたフルエタニティのリングと聞くと、女性らしい華奢なリングを思い浮かべます。しかし、ブラックダイヤモンドのものとなると、ハードなデザインも豊富で印象ががらりと変わります。少し太めのデザインで、表面ではなく側面にダイヤモンドが並べられたデザインは、男性的な魅力を醸し出します。
有名なのはクロムハーツのスペーサータガーリング・ダイヤパヴェというデザインなのですが、これを模したデザインもたくさんのブランドから出ていますので、人気のほどがうかがえます。
クロスデザインのアクセサリー
女性にも人気の高いデザインですが、男性にも根強い人気があります。シンプルに一列にダイヤモンドが並べられたクロスデザインも素敵ですし、中央にアクセントとしてあしらわれたデザインも人気です。このクロスデザインのアクセサリーが人気のジュエリーブランドは、クロムハーツやジャムホームメイドなどで、カジュアルな印象です。
シルバーとダイヤモンドの合わせも人気で、シルバーのものは少しいぶし銀加工(黒く変色したような加工)したものが、男性に人気です。シンプルな無地のTシャツにダイヤモンドネックレスがキラリとしていると、センスを感じます。クロスデザインはネックレスだけでなく、リングやウォレットチェーンなどにも施されているので、定番で人気のモチーフです。
ホースシューのネックレス
ホースシューを日本語で言うと馬蹄(ばてい)、蹄鉄(ていてつ)で、主に馬の蹄(ひづめ)を保護するために装着されるU字型の保護具のことです。この馬蹄には魔除けとしての意味合いもあり、幸運のお守りとして扱われます。両端を上にしてドアにかけると幸運を呼ぶといわれ、この形でアクセサリーのモチーフに使われることが多いです。
男女問わずにこのモチーフは人気なので、男性も気兼ねなく身に着けられます。また、ダイヤモンドがU字に並べられたものも多く、日常生活で気軽にダイヤモンドを身につけやすいデザインといえます。定番で取り扱っているのはティファニーで、ホワイトゴールドやプラチナとダイヤモンドを合わせたシンプルなものが人気です。さらにカジュアルな印象のデザインはエルメスで、こちらはシルバーとダイヤモンドの合わせが多く出ています。
タイピンやネクタイピン
男性ならではでスーツに欠かせないのが、タイピン・ネクタイピン。タイバーとも言われます。一時期はおじさんぽくなってしまうという印象が強いアイテムでしたが、今は上品な印象が与えられると人気のアクセサリーです。結婚式やパーティではダイヤモンドがあしらわれたネクタイピンは、ラグジュアリー感を醸し出すのでお勧めです。
ブルガリ、カルティエのハイブランドは、ダイヤモンドがあしらわれたネクタイピンも豊富。それだけでなくデザインもスタイリッシュなものが多く、上品な印象を与えます。また、ブルガリ、カルティエは一粒ダイヤモンドがあしらわれているシンプルなものから、ぎっしりとダイヤモンドがパヴェセッティングされたゴージャスなものまで取り扱いがあるので、お好みのネクタイピンが見つかるでしょう。
プロポーズ・ダイヤモンド
ダイヤモンドのルースだけを購入し、プロポーズする、というプロポーズ・ダイヤモンドというものがあります。これは最終的には女性に渡すものとなりますが、伴侶の決まっていない出会っていないときから男性がお守りとして身に着け、プロポーズしたい相手が決まったら、そのダイヤモンドルースを使ってプロポーズをし、リングを一緒に作成するという、ストーリー的なダイヤモンドです。
ケイ・ウノやハスナ・ブライダルが提案しています。ロマンチックなストーリーがお好みの方にはお勧めです。
ダイヤモンドがあしらわれた時計
ダイヤモンドがあしらわれているだけで高級時計のジャンルにはなってしまいますが、アクセサリーの次に気軽にダイヤモンドを楽しめるのはやはり時計ではないでしょうか?
12時の位置に一粒だけダイヤモンドがあしらわれたものや、12まですべてをダイヤモンドにしたもの、ケース部分にダイヤモンドがパヴェセッティングされたものと、そのあしらわれ方はさまざまです。王道で、ロレックス、オメガもダイヤモンドがあしらわれたラグジュアリーなものがあります。タグホイヤーやブライトリングなどにもダイヤモンドがあしらわれたものはありますので、ハイブランドの時計にはダイヤモンドが施されたラグジュアリーなものがあると考えてよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ダイヤモンドと聞くと女性のものだと思われがちですが、男性だからこそ似合うラグジュアリーだけど、クールで存在感のあるダイヤモンドもたくさんあります。今まではダイヤモンドには手を出していなかったというなら、この機会にぜひ、ダイヤモンドのアクセサリーや時計を探してみてはいかがでしょうか?
お気に入りのダイヤモンドが見つかりますように。