結婚指輪の種類と選び方は?
結婚が決まったら、結婚式のこと、新生活のことなど決めることが山ほどたくさんあります。その過程は楽しみでもあり、大変でもあり…どうせなら楽しみながら準備を進めていきたいですね。その中でも重要になってくるのが「結婚指輪選び」です。結婚指輪とは、夫婦がペアで身に着ける指輪です。「マリッジリング」とも呼ばれ、結婚式では指輪の交換に使います。
「結婚指輪を買いたい」と思っても、「どんなものがあるのか」「どこで買えるのか」「普通の指輪と何が違うのか?」と、初めてのことでわからないことばかりですね。「結婚指輪にはどんな種類のものがあるか」「結婚指輪をどう選ぶか」などということについて、ご紹介します。
結婚指輪の選び方は?
結婚指輪は毎日身に着けるものなので、心から大切に思えるものを選びたいですね。昔は「極力シンプルなもの」という考えが主流でしたが、今は結婚するお二人が自由に選べるものとして、デザインの幅も広くなりました。予算やライフスタイル、お二人の好みにぴったり合う結婚指輪を見つけましょう。デザインはもちろん、素材や付け心地もチェックします。結婚指輪は、どんなアイテムよりも長く身に着けるものですから、お二人が心から気に入ったものを選びたいですね。
結婚指輪にはどんな種類があるの?
<シンプルな直線タイプ>
断面がかまぼこ型のいわゆる「甲丸リング」です。一直線で飾り気がない、いちばんシンプルながら存在感のあるタイプです。シンプルなので、ほかのどんなデザインのジュエリーにも合います。
<ウェーブタイプ>
V字、S字など、指に沿って美しい曲線を描くウェーブタイプ。シンプルながら、指をすっきりと、細く長くきれいに見せてくれる指輪です。婚約指輪や、ほかの手持ちの指輪と重ね付けすることもできます。「シンプルなものがいい、でも自分らしさも出したい」という方におすすめのデザインです。ウェーブタイプで、ダイヤモンドが入っているデザインのものもあります。
<メレダイヤつきタイプ>
小さな「メレダイヤ」と呼ばれるダイヤモンドが埋め込まれたタイプです。男性用・女性用ともにダイヤがついているタイプもありますが、女性の指輪にだけダイヤがついていて、男性の指輪にはついていないタイプも多くあります。メレダイヤが指輪のアームを一周、または半周している「エタニティリング」も素敵です。洋服などに引っかからないような石の留め方をしています。
<極細タイプ>
ファッションリングとして大人気の極細リングを、結婚指輪にする人も増えているようです。日常生活にマッチして、どんなシーンにもなじみます。
<幅広タイプ>
男性にとっては、結婚指輪が初めてのジュエリーになる人が多いのではないでしょうか。男性の太目な指にもよく似合う幅広タイプは、結婚指輪らしくないデザインがおしゃれです。プラチナと18金のコンビや、彫刻、テクスチャーが入っているタイプなど、デザイン展開も豊富です。
<その他>
イニシャルモチーフやハワイアンジュエリーなど、オリジナリティあふれる指輪を結婚指輪にする人も多いようです。結婚指輪に決まりはありませんので、お二人の個性で自由に選んでみるのもいいですね。
同じデザインじゃないとダメ?
お二人の好みが必ずしも合うとは限りませんし、同じデザインじゃないといけないということはありません。雰囲気の異なった二つの指輪のどこかに「同じ石を埋め込む」「刻印を入れる」など共通点を作ってみるのもいいですね。
指輪の素材は?
・プラチナ
汗や酸に強い、耐久性にも優れ傷がつきにくいなどの理由から、結婚指輪の素材として最も使われているのがプラチナです。指輪の内側に、純度によってPt900、Pt950などと刻印されます。
・ゴールド
日本人の肌によく馴染む18金は、結婚指輪においてはプラチナの次に人気です。純金はK24、18金にはK18の刻印があります。純金より傷がつきにくく、耐久性に優れたK18が主流です。ほかには、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールドなどがあります。
結婚指輪の内側の刻印は?
指輪の内側に、刻印を入れることができます。結婚記念日の日付、お二人のイニシャル、短いメッセージなどを刻印できます。文字数に限りがあり、結婚記念日とイニシャルを入れる人が多いです。入れられる文字数を確認してから、刻印する文字を決めましょう。字体を選ぶこともできます。
いつオーダーするの?
「結婚指輪は、結婚式に間に合うようにオーダーすればいいんでしょう?」と思われるかもしれません。しかし、結婚式が近づき、決めることがたくさんある中で「結婚指輪をじっくり選ぶ時間がなかった」ということになってしまっては残念ですね。結婚指輪はオーダーを受けてから作ることが多いので、日にちに余裕をもって選びましょう。3か月から6か月前にオーダーする人が多いようです。作成に2か月かかるとしても、結婚式の1か月前には手元に届いているようにしたいですね。オーダーする際には必ず、仕上がりの日にちを確認しておきましょう。ウェディングドレスを選ぶ前に指輪を決めておくと、指輪に合わせてドレスを選ぶことができるというメリットもあるので、早めにオーダーしておくに越したことはありません。「大安の日に受け取りたい」という場合には、さらに日にちに余裕を見ておきましょう。
結婚指輪の相場はどれぐらい?
首都圏で行われたアンケートによると、結婚指輪の相場はペアで平均23万円でした。地金だけのもの、ダイヤモンドが入っているもの、ブランドやショップによっても価格はまちまちです。予算が少なめだけど…という方も大丈夫です。ネット通販では、ペアで数万円の商品からあります。
結婚指輪はどこで買えばいいの?
ジュエリーショップやブライダル専門店
「結婚指輪(マリッジリング)」として販売しているものを購入する、ペアリングとして販売している商品を、実店舗で購入するという方法があります。地金・石・仕上げ方法を選べる「セミオーダー」というシステムもあります。
ネット通販
ネット通販でも、多くの結婚指輪を取り揃えています。たくさんの商品を見ることができる、店舗にかかるコストが抑えられるため実店舗よりもお安く購入することができるというメリットがあります。実店舗と同様に、セミオーダーができるネットショップもあります。
ジュエリー工房にオーダーする
自分たちでデザインして、ジュエリー工房にオーダーするという方法があります。「オリジナリティを出したいけど、自分でデザインする自信がない」という場合には、職人さんに希望を伝えて相談しながらデザインを決めることもできます。手作りで時間はかかりますが、「世界に一つしかない指輪を作りたい」というこだわりのある方にはいいですね。
アフターケアは?
サイズ直しや石が外れてしまった時などに修理ができるか、アフターケアについても調べておきましょう。長く使っているうちにデザインに飽きてしまったら、同じ指輪と石を使ってリフォームできるショップもあります。
結婚指輪ともステキなご縁を…
結婚指輪の種類や選び方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。一口に「結婚指輪」といっても、様々なタイプやバリエーションがあることがおわかりいただけたと思います。ジュエリーショップやインターネットなどでたくさんの結婚指輪を見て、ご自分のつけてみたい指輪のイメージを見つけてみてくださいね。一生のお付き合いとなるステキな指輪とのご縁がありますように…。