世界の一つのダイヤモンドジュエリーを手にしたい…そう考えたのであれば、オーダーメイドをお勧めします。ジュエリーショップによって条件は異なりますが、サイズからデザイン、ダイヤモンドのグレードやカットも自分で選ぶこともできます。今回は、ダイヤモンドのオーダーメイドの種類をご紹介していきます。
ブライダルジュエリーのオーダーメイド
一番依頼が多いとされるのが、ブライダル用のオーダーメイドです。エンゲージリングやマリッジリングは、どこの店舗もオーダーを受けてから数日かかって手元に届きます。ならばいっそのことオーダーメイドにして、自分たちの夢を形にしようと、今ではオーダーメイドを選ばれる方が増えているのです。
ダイヤモンド ルースオーダー
ルースとは地金にセットされる前のダイヤモンドだけの状態を言います。ダイヤモンドを裸石の状態でオーダー出来るのです。カラー、好みの大きさ(カラット)、クオリティ、カット4Cのグレードとデザインから好みのダイヤモンドを選びます。4Cのグレードによって金額が大きく変化します。またオーダーを依頼するブランドによっては、オリジナルのダイヤモンドカットを選ぶことも出来ます。
リングサイズオーダー
一般的なのはいくつかあるリングデザインの中から選び、一から希望サイズのリングを作ります。既製品のサイズ修理になるとサイズ跡が残りますが、一からぴったりのサイズを作るので切れ目がなく作れます。既成サイズでは違和感を感じてしまう方は、サイズのオーダーはぴったりなリングとなるのでとても意味のあるオーダーとなります。指にフィットすれば、長年身に着けていても苦になりませんので、愛着もわきます。
リングデザインオーダー
これこそオーダーメイドの醍醐味といえるのではないでしょうか。細かなデザインが叶えられるデザインの自由度は既製品では叶いません。一生に一度だからこそ、長年愛着の沸く、思い入れのあるオリジナルデザインにしたいですよね。
オーダーメイドであれば、それが可能となります。
マテリアルオーダー
リングの素材をオーダーします。K18イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールド・プラチナが主流。日本では特にプラチナの人気が高いです。コールドの中ではイエローゴールドを選ばれる方が多いです。どちらも経年劣化で変色しにくい特色を持っていますので、永遠の愛をコンセプトとしたブライダルリングにぴったりです。
リング内の石留め
リングの内側にダイヤモンドやサファイヤなどの石留めをします。結婚式におけるヨーロッパでの習慣でSomething Four(サムシング・フォー)というものがあります。
なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの、なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いものの4つを花嫁が結婚式っで身に着けるとよいとされます。その一つの青いものにリングを選ばれる場合、リングの内側にブルーの宝石で石留めを行います。
リングの刻印
大切な記念日や名前やイニシャル、メッセージなどをリングの内側に刻印します。
どのようなメッセージがあるかいくつか例を挙げてみます。
・男性のイニシャル TO 女性のイニシャル 例:T TO H (太一 TO はるか)
・From 男性のイニシャル 例:From T (太一から)
・Dear 女性のイニシャル 例:Dear H (親愛なるはるかへ)
・男性のイニシャル ♡ 女性のイニシャル 例:T ♡ H (太一 ♡ はるか)
・ふたりの記念日 男性のイニシャル TO 女性のイニシャル 例:2017.6.20 T TO H (記念日 太一からはるかへ)
・with love(愛を込めて)
・stay with me(一緒に居て)
・true love(真実の愛)
リングの内側に刻印するので、二人だけの秘密のようなのも良いですね。
ダイヤモンドネックレスのオーダーメイド
ダイヤモンドとそれを支える爪のデザインを選んでオリジナルのソリティアダイヤモンドネックレスをオーダーすることも出来ます。ソリティアダイヤモンドと聞くと一粒タイプのダイヤモンドのネックレスで、さほど種類がないように思われますが、実はダイヤモンドを支える爪の種類だけでも8種類は存在します。ひとつの爪で支える1ポイントタイプ、4本の爪で支える4ポインドタイプ、ベゼルセッティングされたサークルタイプも人気です。大切な記念日や、誕生日、結婚祝いなどのプレゼントにもぴったりですね。シンプルだからこそ、上質なダイヤモンドを選んでオーダーメイドしても良いのではないでしょうか?
フルオーダーとセミオーダーの違い
オーダーメイドといっても全てを自由に出来るフルオーダーと、既製品から少しデザイン変更ができるセミオーダーの2種類が存在します。どちらもそれぞれに良さがありますので、詳しくご紹介します。
フルオーダー
デザインは全くの自由ですので、デザイナーとじっくりと話し合って決めていきます。最近では卓球選手の福原愛さんの卓球モチーフの婚約指輪がとても個性的で話題になっていました。ちなみにこちらの婚約指輪のダイヤモンドは3.22ctで3,000万円とのことです。コンセプトがはっきり決まっていたり、実現したいデザインが決まっている方はオーダーメイドがお勧めです。
フルオーダーは世界に一つのものを作るのでどうしてもコストがかかり、高額になりますが出来上がったときの特別感は格別です。
セミオーダー
そこまで予算はないけど、少しはオリジナルを加えたいという方にはセミオーダーがお勧めです。
ある程度既製品で気に入ったデザインがある場合には、そこから素材や宝石、アレンジが加えられるので思った以上にオリジナルに近いものが仕上がります。アレンジのバリエーションが多彩なブランドにお願いをすれば、よりオリジナル感のあるジュエリーが仕上がります。セミオーダーと言えども、自由度も高く、選べる部分はダイヤモンド・素材・サイズ・デザイン・刻印・石留めなどが主流。同じデザインであっても素材が変われば印象が変わるので、自分専用の愛着も沸きます。
オーダーメイドの予算
いざオーダーメイドでダイヤモンドジュエリーをオーダーすると決めても、大体の予算を知っておいて損はありませんよね?選ばれるダイヤモンドによって予算は大きく変化します。
例えば、0.3ct・E・VVS1・Excellentのダイヤモンドの場合、現在の価格は¥148.800です。リングの場合はPT900でソリティアタイプの一番シンプルなリングを0.3ct用リングで選んだ場合は10万前後。全て合わせて¥250.000程です。こちらはフルオーダーではなくメーカーに頼んだセミオーダーでの金額なので、フルオーダーであればデザイン料なども加わり高額になってきます。リングデザインにもよりますが、セミオーダーだとずいぶんお手軽だと思いませんでしたか?このくらいの金額でオリジナルに近いデザインのリングが手に入るなら、とても満足感がありますね。
まとめ
今回はダイヤモンドジュエリーのオーダーメイドについてご紹介しました。ジュエリーはダイヤモンドを選んでデザインを決めていく流れが多いですが、デザインが先に合ってどんなダイヤモンドをあしらうかなど自由に決めていけるのがオーダーメイドの楽しさです。
思い入れのある素敵なダイヤモンドジュエリーのオーダーメイドができますように。