新しく購入するジュエリーの資金にとダイヤモンドを下取りにする際、どのようなダイヤモンドが高く買い取ってもらえるのでしょうか?
リユース店などでは熟練のスタッフがダイヤモンドの買取査定を行なっていますが、リング脇についたメレダイヤや鑑定書なしのルースダイヤモンドなどでも値段がつくのでしょうか?
今回は、ダイヤモンドの買取についてお話ししたいと思います。
ダイヤモンドには値段がつかない!?
実はダイヤモンドは一般的に0,2ct未満のダイヤモンドには値段が付きません。
そうなるとメレリングにあしらわれたメレダイヤモンドは殆ど値段がつかず、
貴金属重量に含まれることになります。
せっかく塾考して選んだダイヤモンドなのに…と思いかと思います。
安心してください。
全てのリユース店が0,2ct未満のダイヤモンドの値段をつけない訳ではありません。
0,2ct未満のダイヤモンドの場合は、どんなダイヤモンドにも値段をつけてくれるリユース店を選びましょう。
例えば、ジュエリーを専門としたリユース店やどんなダイヤモンドにも価格査定を出すと謳っている
リユース店であれば良いでしょう。
出来れば、グラジュエイトジェモロジスト (GG)の取得者のいるリユース店であればより安心です。
グラジュエイトジェモロジスト (GG)とはグレーディングシステムで宝石を評価するための技術的な専門知識と実践的なスキルを習得した宝石鑑定士です。
鑑定書のないダイヤモンドであっても、正しい鑑定の元価格査定を行えるのでより安心して下取りに出せます。
値段のつきやすいダイヤモンド
0,3ct未満では値段がつけられないと言われてしまうダイヤモンドですが、
色石(ルビー、サファイヤ、エメラルドなど)とは違い、0,3ct以上であれば値段がつきやすいのが
ダイヤモンドです。
特に値段が付きやすいのは地金のしっかりとしたプラチナ素材のジュエリーについたダイヤモンド。
そして、ハイブランドのジュエリーについたダイヤモンド。
そして鑑定書がついたダイヤモンドです。
地金のしっかりとしたプラチナ素材のジュエリーについたダイヤモンドは、購入者が多く人気がある
=需要があるから価格査定が高くなりやすいという訳です。
そして、ハイブランドのジュエリーについたダイヤモンドは、同じく需要が高くその上安心もあります。
特にハリーウィンストンのジュエリーであれば、人気もさることながらダイヤモンドについてのこだわりも一級品ですので、リユース店も高額な査定金額をつけます。
物によっては購入価格の約40〜50%つくこともあるので、人気の程が分かります。
そして、鑑定書付きのダイヤモンドは宝石鑑定士の目による鑑定からダイヤモンドの品質が明確です。
だからこそ鑑定書付きのダイヤモンドには査定価格が付きやすいのです。
特に中央宝石研究所やGIAの鑑定書や鑑別書のついたダイヤモンドはその機関の信用の高さから、
査定価格が付きやすいです。
カラットのボリュームのあるダイヤモンドで査定価格をつけたいという方は、個人で鑑定書の申請をしてからリユース店で引き取ってもらうのも良いでしょう。
一般的な買取価格
各リユース店によって買取価格にはばらつきがあります。
より高額で下取りに出したい場合は、いくつかのリユース店で査定を依頼して相見積を取ることをお勧めします。
複数業者からの内容や金額を比較することは価格の問題だけでなく、その場で即決させようとする
悪徳業者から回避でき、良質な業者をじっくり選ぶことができます。
せっかくのダイヤモンドですから、より良い業者とのお取引を願うのが心情というものです。
多少の上下はありますが、一般的な買取価格をご紹介します。
大体の価格を知っておくと、非常識な価格査定は避けられます。
0.5Ct/F/VS1/Good ダイヤモンドが1石ついた20gのプラチナ地金のソリティアリングの場合
◯ダイヤモンドを考慮しない買取業者◯
地金部分 Pt950(1gあたり)3,200円×20g
+
ダイヤモンド 0円
=64,000円
◯ダイヤモンドを考慮する買取業者◯
地金部分 Pt950(1gあたり)3,200円×20g
+
ダイヤモンド 80,084円
2017年1月時点の価格
=144,084円
上記のように、ダイヤモンドを考慮する、しないではここまでの金額の違いが出ます。
せっかく愛用していたダイヤモンドですから、出来るだけ条件の良い業者と取引を行いたいですね♪
査定するだけなら無料?
ダイヤモンドの下取りに悩んでいるけど、金額次第では出してもいいかな…と考えるものもあるかと思います。
「査定に出せばそのまま買取になるんじゃないか?」と思われているかもしれませんが、殆どの
リユース店では、例え査定をしても金額に納得がいかなければ「やっぱりやめます」も勿論OKです!
その場合には、査定して貰っても全く無料ですので安心です。
先にお話しした相見積の件でもそうですが、査定価格に自信のあるリユース店ほど、他のお店でも査定
してみてくださいとお勧めしてくれます。
良質な業者は売り手も買い手も満足して取引できることを望んでいます。
だからこそ無茶な査定価格は出しませんので他のリユース店で査定しても、自社が一番適切な価格を提示できるのだと自信を持っているのです。
「時間がないから何店舗も回れない…」という方は、インターネットで申し込める査定もお勧めです。
査定希望の品を送料も無料でリユース店へ発送すると、到着後に査定価格をお知らせしてくれます。
もしもそのまま査定金額に納得いかなかった場合は、キャンセルして査定希望品を送り返して貰うこともできます。
ただし、査定希望の品を一度相手方へ発送しますので、この査定方法の場合は信用の置ける有名店を選ぶのがお勧めです。
下取りに持ち込まれることが多いダイヤモンドジュエリーとは?
やはりたくさんの人の手に渡った人気の高いデザインは、下取りに持ち込まれることも多いデザイン
ということになります。
リングもネックレスも一番多いのはソリティアデザイン。
0,3ctのダイヤモンドが施されたジュエリーが一番多く持ち込まれます。
ブランドジュエリーでいうとティファニーのバイザヤードは人気が高く、持ち込まれることも多いですが、買い手も多いので比較的高い査定価格を提示て貰えます。
金額だけでいうと一番高額で取引するには?
ここまでは、リユース店や質屋などの業者を通して下取りに出すお話をしてきました。
明け透けに言ってしまうと、ジュエリーとは1万円で買った物を10万円で販売するような業界ですので、業者を通せばそれだけ下取り価格を下げてしまいます。
では、それ以外に下取りに出す方法があるのでしょうか?
答えは自分で次のユーザーを探す、です。
今ではインターネット上で一般人もオークションやフリーマーケットで売買することが気軽に出来るようになりました。
鑑定書がついたダイヤモンドジュエリーやブランドジュエリーであれば、状態や鑑定書内容を細かく記載すれば、うまくいけばリユース店の下取り価格の3倍で買い手が見つかります。
初めての下取りであれば業者を通すと安心ですし、手間を考えるとやはり業者にお願いするのが
一番です。
慣れている方やある程度知識のある人にとっては、自分でオークションやフリーマーケットのアプリを
使って次のユーザーを探すのも楽しんで出来るのではないでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
ダイヤモンドの下取りというとなかなか分かりにくい部分もあるかと思います。
昔は質屋に出して現金に変えて貰うことがスタンダードでありましたが、現代では質屋もブランド品や
ジュエリーのリユース兼セレクトショップとして変貌を遂げています。
素晴らしいダイヤモンドは何年経ても美しさが衰えることはありません。
タンスの肥やしになるよりも新しいユーザーの元で指先を胸元を飾る方が、ダイヤモンドにとっても
本来のジュエリーとしての役割は果たせて良いかもしれません。
より良い下取り業者との出会いのお手伝いが出来れば嬉しいです。