ダイヤモンドリングを買いたいけれど、色々なデザインがあって迷ってしまう。自分に似合う指輪とは?普段用それともフォーマル用?プレゼントに選ぶなら?などなど、用途によって選択技は異なります。ダイヤモンドリングのデザインについて、もっと知りたい!こちらでは、人気のあるデザインのをまとめてご紹介。指輪を購入される際の参考にされることをお勧めします。
定番のデザインは?
ソリティア
婚約指輪の定番として最も人気の高いデザインです。爪でダイヤモンドを高く持ち上げるので、上からの光を最大限に吸収し下からその光を反射します。ダイヤモンドのもつ自然の美しさが最高に引き出される、理想的なセッティング法です。4本の大きな爪で持ち上げるデザインのものもありますが、6本の爪で持ち上げる「ティファニー・セッティング」は、その名の通りティファニー社が開発したセッティング法であり、ダイヤモンドの魅力を最大限に生かします。
スリーストーン
3つのダイヤモンドが配された指輪で、婚約指輪としても人気があるスタイルです。トリニティー又はトリロジーリングと呼ばれています。並んだ3つのダイヤモンドはそれぞれ現在・過去・未来を表現するもの。愛情・友情・忠誠を象徴するシンボルでもあります。指輪を贈る時に、パートナーへの特別な想いをたっぷり込めたい方にはぴったりのデザインです。
エタニティ
永遠の愛の証として、結婚指輪や記念日の贈り物としても人気のあるデザインです。指輪全体に同じカラットとカットのダイヤモンドが配置され、永遠に続く愛を表現したものです。エタニティリングを選ぶ時は、良質のダイヤモンドがバランスよく全体にセッティングされていることを確認してから、購入される事をお勧めします。エタニティには、フルとハーフの2種類があります。
フルエタニティ
指輪の回りを一周して、同じカラットとカットのダイヤモンドが敷き詰めれられた豪華なデザインです。結婚指輪としても定番の人気があります。他のリングと重ね着けするなど、日常やフォーマルでもバリエーションのある装いを楽しめます。宝石が全体に配されているのでサイズ直しが難しく、時間がかかります。
ハーフエタニティ
指輪全体にダイヤモンドが配されたエタニティと比べ、指の外側の部分を中心とする指輪の半分にだけダイヤモンドが配されたものです。結婚指輪としても人気があります。指の内側に来る部分が金属だけなので、サイズ直しは簡単です。ハーフエタニティには4つのセッティング法があり、見た目がそれぞれ異なります。
① ディアー/レール留め
爪がなく、2本の金属の間に挟み込むようにダイヤモンドを配したものです。電車のレールの様に見えることから、こう呼ばれていると言われます。
② シュアリー/4爪留め
4つの爪でしっかりダイヤモンドを支えて固定しています。高い強度がありゴージャス感の漂うデザインです。
③ ティアラ/共有爪留め
両サイドのダイヤモンドがひとつの爪を共有して留められています。爪が少ない分、ダイヤモンドの輝きがより一層効果的に表現されます。宝石が目立ち豪華ですが、シュアリータイプよりも強度は低くなります。
④ スウィート/特殊鍛造
鍛造とは、強度を高めるために金属に加工を施したものです。強く出来ているので日常使いにも安心して使用できるタイプです。
指輪に曲線を用いたものは?
ウエーブ
自然な曲線が流れる様に描かれた、美しいフォルムです。指を細く長く見せる効果があるので、エレガントな雰囲気を演出し指先がしなやかに見えます。センターに大粒のダイヤモンドがひとつセッティングされたものから、周りに小粒のメレダイヤが配されたものなど、多彩なバリエーションがあります。
Ⅴ字
Ⅴ字の部分が指の外側で見える様につけることで指の長さが強調される、優れたデザインです。Ⅴ字の太さは指輪によって様々です。ソリティアやエタニティをⅤ字にしたものや小さなパヴェを敷き詰めたものまで、バリエーションが豊富です。
小さいダイヤモンドをセッティングしたものは?
メレ
小さな小粒のダイヤモンドをメレと呼びます。センターのダイヤモンドの両サイドにメレを付けたものや、周囲を囲むようにしたものなどデザインは豊富です。いずれも、メレダイヤがセンターに配された大粒ダイヤモンドの美しさを引き立たせるので、指輪全体の輝きが一層増し、豪華な印象を与えます。
パヴェ
パヴェとはフランス語で石畳という意味。言葉の通り、小さなメレダイヤモンドを石畳の様に隙間なく敷き詰めたデザインです。小粒の輝きがびっしりと集中しているので、指元の豪華さが増します。パヴェが統一した美しい輝きを放つには、良質のメレダイヤが均一にセッティングされていることが必要条件となります。仕上がりが丁寧に施されているかどうか、良く確かめてから購入する様にしましょう。パヴェリングは存在感があり、ボリュームもあるので、重ね着けなどせずに単独で装うことをお勧めします。
人気急上昇中のトレンドは?
ヘイロー
ヘイローというセッティング法が施された指輪です。英語のHALOは後輪という意味があり、天使の輪や太陽・月の周りのかさといった意味などで使用されます。カラットの大きいダイヤモンドをセンターに配し、その周りをメレダイヤが輪の様に取り囲んだデザイン。爪が見えにくく輝きが増すので、中央のダイヤモンドが本当の大きさより最大で半カラット程大きく見えるという効果があります。
アンティーク調
地金はゴールドかプラチナを使用しています。100年以上も前にヨーロッパの王侯貴族を始めとする人々が愛用していたデザインを元に、ミル打ちやマット仕上げなどといったアンティーク加工が施されます。ファッション性が高く、他にはない一味違った指先のお洒落が楽しめます。
セットリング
ふたつの指輪がセットになっています。婚約指輪と結婚指輪のセットとして人気があります。地金の素材やリングの形、ダイヤモンドの質やカットなど全体のデザインを一度に揃えることができます。地金の色が異なるゴールドを組み合わせてみるのもお洒落です。ソリティアとエタニティのセットやⅤ字のセットなど豊富なバリエーションから選べます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は定番のものから流行りのものまで、人気のスタイルを幾つかご紹介しました。ご覧いただいたように、ダイヤモンドリングのデザインは数多くあるので、初めて購入される際などにはどれを選ぼうか迷うことがあるかも知れませんね。そんな時は、ぜひ今回の記事を参考にされてみてはいかがでしょうか。
宝石のセッティング法にはそれぞれ意味があり、指輪の形は指を美しくみせるための工夫がなされています。小さい宝石達が沢山集まると素晴らしい輝きを見せ、センターの宝石を太陽の様に引き立てる役目を果たします。
ダイヤモンドリングは、遠い昔からファッションやエンゲージリングとして、王族などの著名な人物達がその栄誉の証として大切に身につけてきました。
一生の宝物となる婚約・結婚指輪。ファッションとしてお洒落を楽しむための指輪。現在持っている指輪と重ね着けするためのもの。誕生日や記念日のプレゼント…などなど、用途は様々です。大切なのは、目的に合わせたデザインを選ぶことと、鑑定書付きで良質のダイヤモンドを選ぶことです。これらを考慮した上で、将来もずっと大切に使える最高のダイヤモンドリングを選んで下さい。